退職金の基本仕組み
退職金制度は会社の任意制度。就業規則で定められた計算式に従う。
退職金制度の種類
① 退職一時金(最終給与×勤続年数×係数) ② 確定給付年金(DB) ③ 確定拠出年金(DC / 企業型) ④ 前払い退職金(給与上乗せ) 会社により組み合わせは異なる。複数併用も多い。
計算の3ステップ
自分の退職金を概算する流れ。
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ステップ1: 就業規則で計算式を確認
「基本給×勤続年数×支給率」が典型。支給率は自己都合・会社都合で変わる(自己都合は0.5-0.7倍が多い)。
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ステップ2: 現在の基本給×勤続年数
例: 基本給30万×勤続10年×1.0 = 300万(会社都合、勤続10年の場合)。自己都合なら0.7倍で210万。
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ステップ3: 税金を差し引いて手取りを計算
退職所得控除(勤続20年以下は年40万、20年超は年70万)を使った課税。
監修者ワンポイント / 佐野真由美
正確な計算は就業規則を見るのが一番。人事部に直接聞くのが最速ですが、退職の意向を伝える前に確認したい場合は、同期や先輩に聞く方法もあります。
退職金の相場
業界・企業規模による差。
| 企業規模 | 勤続10年・会社都合 | 勤続20年・会社都合 | 勤続30年・定年 |
|---|---|---|---|
| 大企業 | 300-500万 | 800-1200万 | 1800-2500万 |
| 中堅企業 | 200-350万 | 500-800万 | 1200-1800万 |
| 中小企業 | 100-250万 | 300-600万 | 700-1200万 |
| 小規模企業 | 50-150万 | 150-400万 | 400-800万 |
※ 厚労省統計と民間調査の参考値。業界・職種で上下する
退職金を最大化する方法
貰える金額を増やす3つのコツ。
- ✓自己都合より会社都合で辞める(支給率2-3割UP)
- ✓退職日を「期末直後」に設定(賞与後・昇給反映後)
- ✓退職所得控除を活用(確定申告で還付)
- ✓退職金に加えて、未消化有給の買い取り交渉
- ✓企業年金(DB・DC)の受け取り方を選択(一時金・年金)