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— Designated School Recommendation

指定校推薦とは
条件・倍率・落ちる理由・履歴書での書き方まで

指定校推薦は「大学が特定の高校を指定して送り出してもらう」推薦入試。合格率は95%以上と非常に高い一方、出願後の辞退や取り消しなど特有のルールがあります。受験生・保護者・進路指導の先生・社会人の履歴書記入時まで、全方向から整理しました。

合格率95%+校内選考必須原則辞退不可マナー講師監修

— What is

指定校推薦とは何か

指定校推薦(していこうすいせん)は、大学が「うちはこの高校から○名受け入れます」と指定する推薦枠のこと。各大学から各高校に「指定校枠」が割り当てられ、高校内での選考(校内選考)を勝ち抜いた生徒が出願する仕組みです。

最大の特徴は合格率の高さ。校内選考を通った時点で大学側はほぼ確実に受け入れる前提のため、合格率は95-99%と一般入試や公募推薦より圧倒的に高い。一方で「高校と大学の信頼関係」で成り立っているため、辞退や取消による影響が後輩に及ぶ独特のルールがあります。

— Comparison

他の入試方式との違い

入試方式合格率学力試験辞退
指定校推薦95-99%なし(面接のみ)原則不可
公募推薦10-50%あり(小論文・面接)可能
総合型選抜20-60%学校により異なる可能
一般入試5-30%あり(本格的)可能

— Conditions

指定校推薦の出願条件

CONDITION 1

評定平均

大学・学部により3.5〜4.5が基準。難関私立の人気学部では4.3以上、中堅以下は3.5以上が目安。高校1年からの全学年が評価対象なので、早い段階で評定を意識した学習姿勢が必須。

CONDITION 2

出席日数・素行

無断欠席や遅刻が多いと校内選考で落ちます。校則違反・喫煙・SNS不適切投稿などの「素行」も厳しく見られる。

CONDITION 3

部活・課外活動

必須ではないが校内選考で同点の場合の差別化要素になる。生徒会・委員会・部活でのリーダー経験は強い加点要因。

CONDITION 4

資格・検定

英検2級・準1級、漢検2級など3年生4月までに取得している資格が評価対象。早期取得が鉄則。

CONDITION 5

第一志望(専願)である意思

指定校推薦は専願(合格したら必ず入学する)が前提。他大学を受験しないことを校内選考の段階で誓約します。

— Schedule

出願スケジュール(典型例)

9月上旬

高校が指定校枠を公開

9月中旬〜下旬

校内選考の出願締切。志望理由書提出

10月上旬

校内選考結果発表(校内推薦の通過/不通過)

10月下旬〜11月

大学への出願(書類)→面接

12月上旬

合格発表(ほぼ全員合格)

3月末まで

入学手続き完了。入学までは校則・素行を維持

— RARE BUT REAL

指定校推薦で落ちる/取り消されるケース

合格率95%以上とは言え、絶対ではありません。落ちる/取り消されるケースを把握しておきましょう。

  • ① 面接で重大な不適切回答: 「実は他大学も受験する予定」と漏らす、志望動機が0点など
  • ② 校内選考通過後の評定急落: 推薦が決まったからと油断して3年2学期の成績が暴落
  • ③ 校則違反・素行問題: 喫煙・万引き・SNS炎上等の発覚
  • ④ 入学までに重大な事件: 合格後〜入学前の犯罪行為や交通違反等
  • ⑤ 出願書類の不備: 志望理由書のコピペ・不正発覚

— Resume

履歴書・職務経歴書での書き方

履歴書の学歴欄では、入試方式は基本的に記載しません。「○○大学 ○○学部 ○○学科 入学」と書けば十分。指定校推薦かどうかを明記する必要はないし、書いても加点にはなりません。

記載例

2018年4月 ○○県立○○高等学校 普通科 入学

2021年3月 同 卒業

2021年4月 ○○大学 ○○学部 ○○学科 入学

2025年3月 同 卒業

※ 面接で「入試方式は?」と問われた場合のみ「指定校推薦で進学しました」と答える。聞かれない限り自分から言う必要はありません。

— DECLINE

どうしても辞退したい場合

原則として指定校推薦の辞退は厳禁です。辞退すると翌年以降、その高校の指定校枠が削減・廃止される可能性が高く、後輩への影響が深刻。やむを得ない事情がある場合のみ、以下の手順で対応します。

  1. 担任・進路指導の先生に最速で相談(隠さない)
  2. 高校から大学に正式に連絡してもらう
  3. 謝罪と理由を記載したお詫び状を提出
  4. 後輩への影響を理解した上で、自分でも責任を取る覚悟を示す

社会人の場合、内定辞退や退職と類似の作法が必要です。テンプレートが必要な方は 内定辞退メールツール も参照してください。

— FAQ

よくある質問

Q. 指定校推薦の合格率はどのくらい?

校内選考を通過すれば95-99%が合格。大学側もほぼ確実に受け入れる前提のため、面接での重大な不合格事項や評定基準を満たさないケース以外はまず合格します。

Q. 指定校推薦と公募推薦の違いは?

指定校推薦は「大学が高校を指定」する推薦で校内選考を勝ち抜けば合格率はほぼ100%。公募推薦は「大学が条件を公開」して全国から応募可能で、合格率は10-50%程度。難易度は公募推薦の方が遥かに高いです。

Q. 指定校推薦は辞退できますか?

原則として辞退は厳禁です。指定校推薦は高校と大学の信頼関係に基づく制度のため、辞退すると翌年以降その高校の指定校枠が削減・廃止されるリスクがあり、後輩への影響が大きい。受験前に進学意思を100%固めてから出願してください。

Q. 指定校推薦は履歴書にどう書きますか?

履歴書の学歴欄では、入試方式は記載不要。「○○大学 ○○学部 ○○学科 入学」と書けば十分です。面接で問われた場合のみ「指定校推薦で進学しました」と回答すればOK。

Q. 評定平均はどのくらい必要?

大学・学部によりますが、評定平均3.5〜4.5が一般的な水準。難関私立の人気学部では4.3以上、それ以外は3.5以上が目安。高校1年からの全学年が対象になるため、早期からの成績維持が重要です。

Q. 指定校推薦が取り消されることはありますか?

あります。出願後〜入学までの間に重大な校則違反・犯罪行為・SNS不適切投稿・成績の急激な低下などがあると取り消されるケースがあります。合格しても入学までは普段通りの生活を維持することが必須です。

Q. 専願なので他大学の一般受験は?

指定校推薦は専願(他大学を受験しない)が原則です。校内選考時に誓約させる高校が大半。他大学も受験したい場合は公募推薦や総合型選抜を検討してください。

Q. 指定校推薦は不利な就職活動になりますか?

なりません。就職活動では大学名と学部・成績・課外活動が見られ、入試方式は問われない場合がほとんど。ただし学歴フィルターをかける企業は存在するため、転職時には大学のブランドが効きます。

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